ワンちゃんやネコちゃん以外の小さいペットさんたち
ワンちゃんやネコちゃん以外のペットさんたちも診察します。小さくても血液検査、レントゲン検査、超音波検査、尿検査、便検査、皮膚を引っ掻かく検査、コブの検査などいろいろなことを行って体の状態を確認します。体が小さすぎたり、検査材料が十分採取できないこともあります。
フェレットさん
サイズも小さく、静かに生活して、一緒に生活しやすいペットさんたちです。小さい時は、いろいろなものに興味を示し、何でもかじって食べてしまいます。消化できないものがお腹に入った場合、生命にかかわることも多いので、特に気をつけてください。またスリムなボディーのため、毛布やシーツの中にもぐりこみ、人が踏んでしまうことがよく起こりますから、注意してください。4-5歳以降、はれもの(腫瘍)などの病気と診断されることが多くなります。詳しい生活の仕方については、いろいろな本が出版されていますが、ペットショップや信頼のおける動物病院へご相談されるのが一番です。
ハムスターさん
かわいい動物の代表です。しかし、嫌なことをすると、手をかまれることがありますから、注意してください。
他のペットさんたちと同じように、中年(1歳)を過ぎたころから病気になりやすいです。
一緒に生活される前に、寿命が比較的短いことを、小さなお子様には、しっかりお話ししてあげてください。
げっ歯類(リス、チンチラ、プレーリー・ドッグなど)やその他のペットさんたち
野生での生活を理解してあげて、人と一緒の生活という異常な状態の中でも、少しでもベストな環境を与えてあげることが重要です。
特に、食事には注意してください。肥満傾向になりやすいので注意してください。
ウサギさん
毎日よく体の状態を確認してあげましょう。食事は牧草中心でペレットを加えることを推奨しています。
食欲、排便、排尿、動きなどを観察してあげることで体調管理ができます。少しでもおかしいと思ったら、できるだけ早く、来院してください。
小鳥さん
いろいろなストレスを少なくしてあげることが重要です。室温、湿度、光の調節、ケージの大きさ、食事、ケージの中や外の環境など、いろいろな面に気を使ってあげてください。他のペットと同じですが、毎日、しっかり話しかけてあげてください。食欲や飲水量、排便の数や排尿の量を確認して、ケージをきれいにしてあげてください。
カメさん
それぞれのカメさんの生活環境を考えてあげることが一番重要です。ペットショップからの情報だけでなく、自分でいっしょに生活しているカメさんのことについて調べてください。インターネットの情報は有用ですが、一つの情報源だけでなく、複数(できれば海外の情報も含む)のwebsiteを調べることをお勧めします。
フクロモモンガさん
食事内容と生活環境の整備をしっかり行ってあげてください。私たちといっしょに生活するときは、野性の状態とはかなり違ったものだということを気にしてあげてください。他の動物と同じように、定期的にケージの中を掃除することは重要ですが、そのフクロモモンガさん自身の匂いをしっかり残してあげてください。食事はかなりいろいろなものを食べることができるため、インターネット上での情報はまちまちです。海外を含めた複数のwebsiteで調べられることをお勧めします。
飼う前にまずは調べてみましょう。
ポケット・ペット、エクゾチック・アニマルと呼ばれるペットさんたちの生活や健康についていろいろな情報が流れているため、混乱してしまうことがあります。
まず、インターネット、本、雑誌、ペットショップなどからの情報を自分で、ある程度まとめられ、信頼おける動物病院へ相談、確認されることをお勧めします。
これから、一緒に生活されようという方は、ペットショップだけでなく、動物病院、電話・インターネット相談などを利用して、どんなペットさんたちが適しているかご家族でよく考えて決めてください。事前相談も歓迎です。