No.104『爪』

ワンちゃんやネコちゃんの爪は、ご存知のようにどんどん伸びます。
動物さんたちは、自分で爪切りができません。
定期的に爪切りをしてあげて下さい。

「うちのワンちゃんは散歩をよくしているから」とか、「うちのネコちゃんはいつもお気に入りのところで爪とぎをしているから」など、定期的に爪切りをしなくてもよいという考えの方もおられます。

少なくとも室内で生活している動物さんたちが気持ちよく生活するためには、定期的な爪切りが必要です。

爪切りをしないといろいろな問題が起こります。

フローリングのご家庭では、爪が床に当たるため、カチカチ音がします、フローリングも傷つきやすくなります。
お家の問題であれば、我慢できる方もおられるでしょうが、ワンちゃんやネコちゃんの体にも大きな影響を及ぼします。

まず、爪が伸びることにより、本来クッションの役割をしている肉球(パットとも呼ばれています)が機能しにくくなるため、手足や関節に大きな負担がかかります。

肉球は、歩いたり走ったりするときに、床や地面からの反動を軽くしています。
爪が伸びすぎることにより、肉球がうまく使えないため、普通の歩き方ができなくなります。
肉球と肉球の間の毛も伸びますから、足の裏は大変滑りやすい状態になり、氷の上を普通の靴で歩くと同じような状態です。

動物さんたちも、私たちと同じように、爪を使って体のいろいろなところを掻くことができます。しかし、爪が伸びすぎると、うまく掻くことができません。ストレスが溜まります。

爪が伸びすぎると、糸などが引っかかって爪が折れることもあります。これは大変痛いです。
爪が伸びすぎて、肉球に刺さって動物病院に来院される方もおられます。
動物虐待とまでは言えないかもしれませんが、間違いなくご家族にイエローカードが出る状態です。ご注意下さい。

爪の数は何本ですか? ワンちゃんやネコちゃんで確認してください。

普通は、前肢5本、後肢4本です。
爪は指の先端の表皮という部分にある細胞が変化したものです。ご存知のように、爪を短く切りすぎると、痛みを伴い出血します。
しかし、ある程度短く切らないと、次回切るとき、またさらに出血しやすくなりますから、できるだけ短く切ってあげてください。

ご自宅で爪切りをされる場合、粉末の止血剤がありますので、常備されることをお勧めします。

爪切りが大変な動物さんたちは、動物病院やトリミングサロンで定期的に切ってもらって下さい。
バリカンを使って足裏の長い毛を、クリッピングしたり、肛門嚢も一緒にチェックしてあげることもお忘れなく。

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