No.103『歯磨き』

自宅でワンちゃんやネコちゃんの歯磨きを毎日されておられる方は少数派です。

なぜ毎日できないかというと・・・
1)歯ブラシを見ただけで嫌がる
2)歯ブラシを口の中に入れると嫌がる
3)毎日はできない
4)(ご家族の何らかの理由で)歯磨きをしたくない
5)ワンちゃんやネコちゃんたちは歯磨きをすべきでないという偏見
などいろいろです。

1)、2)以外は、ワンちゃんやネコちゃんの側の問題ではないので、残念ながら個人的にお話をしないと解決しません。
ご相談ください。

さあ今日から歯磨きをしようと思っても、ワンちゃんやネコちゃんの協力がないとだめです。
歯ブラシを口の中に入れることが第一関門ですね。

まず口を少し開けて(上と下の唇の間でもOKです)、指で歯を触ってみてください。
歯と頬の間に指を入れて、それよりも奥の方まで指を入れることができれば大丈夫です。
指を歯ブラシに変えるだけで、今日から歯磨き開始です。

ヒト用の歯ブラシのように比較的毛先が長い場合、小さいワンちゃんやネコちゃんの口に合わないことがあります。
是非、動物用の歯ブラシをご使用ください。動物用の歯磨きペーストの使用も忘れないようにして下さい。

歯ブラシの使用を躊躇(ちゅうちょ)される方には、歯磨き用のシートがありますので、試してみて下さい。
例えばLIONのデンタルシートというものです。

簡単に歯磨きができるワンちゃんやネコちゃんは少数派です。

指で歯に触れることができない子の場合はどうしましょうか?
ただ単に嫌がっているだけなのか、口の中が痛いのか、どちらであるかを判別することが重要です。
口を簡単に開けることができれば、比較的簡単に分かります。
口の中を見せてくれない子では、判断が難しくなります。

歯茎(はぐき)の部分が赤くなっていれば、程度の差はありますが、痛みがあります。
この場合は、歯ブラシがその部分に接触することで痛みは増幅されますから、歯磨きという行為がいじめになってしまいます。
まず、その部分を動物病院で治療をしてから、歯磨きをスタートしてあげてください。

口の中に問題がないのに歯ブラシを嫌がる。
こんな子が意外に多くいます。
これに対しては、口を触っても大丈夫だと思ってもらえるトレーニングからスタートします。
少し時間がかかります。

口だけでなく、目、鼻、耳などをどんどん触ってあげて、どこを触っても嫌な顔をしたり、咬みついてきたり、引っ掻いてこないようになれば本人もご家族も幸せです。
それができるようになれば、指を歯ブラシ変えるだけですから、あまり難しいことではないと思います。

歯ブラシを使用する際、歯ブラシを噛んでくる子がいます。
優しいご家族は歯ブラシを自由に咬ませてあげるているようですが、これをできるだけしないように教えてあげることが重要です。

歯磨きで悩んでおられるご家族がおられましたら、是非、ご相談ください。

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