No.102『口の中をのぞいて、みんなハッピーに!』

ワンちゃんやネコちゃんと一緒に生活されていて、その子たちの口の中をしっかり覗いたたことがおありですか?

口の中の状態を観察する時、薬をあげる時、歯を磨く時など、簡単に口を開けることができれば幸せですね。

ワンちゃんやネコちゃんの口の中をのぞいてみると、ご家族が気付かれていないような、いろいろな変化が起こっていることがあります。

口の中を見ることができない一番の理由は、以前ワンちゃんやネコちゃんに噛まれたことがある、噛まれるのが怖い、嫌がるのでかわいそうなどでしょうか。

危険だと判断される場合は、自分一人で口の中を見るということを諦めて下さい。動物の扱いに慣れている動物病院のスタッフでも、口の中を見ることができないワンちゃんやネコちゃんはたくさんいます。

さて、口の中を見る方法ですが・・・

唇と唇の間からチラッと見ることができますか。
これができないとなれば、まず、口の周りを触ることからスタートし、口、顔、頭を触れるようにして下さい。
それができるようになれば、上と下の唇の間から、口の中を少し見ることができます。

牙(キバ)の歯が、上と下、左右に合計4本あります。
すでに歯がなくなっている子もいます。
これを確認できれば合格です。

この方法で見える範囲は、奥歯を除く歯と歯肉の一部だけですが、歯石が付いている状態や歯がどのようになっているか観察できます。

もう少し、口の中を観察したい場合は、ワンちゃんやネコちゃんに少し口を開けてもらう必要があります。
どんなにトレーニングしているワンちゃんやネコちゃんでも、なかなか自分から進んで積極的に口を開けてくれないので、どうにかしなければなりません。

上顎をしっかり手で固定して、下顎を下にすれば口が開きます。
言うのは簡単なのですが、実際に行ってみると大変と感じられる方も多くおられます。

どうしても難しい場合は、錠剤の薬を飲ませる方法で口を大きく開けて見て下さい。

まず、座った姿勢から顎をぐっと伸ばします。
真上から鼻の穴を覗けるくらい顔を上に向けて下さい。
真上からワンちゃんやネコちゃんちゃんの鼻の中をのぞける姿勢になったら、下顎をぐっと開いて下さい。
これで、喉(のど)の奥まで見えます。
この方法だと、頬(ほほ)と歯の間や歯肉は少し観察しにくくなりますが、工夫すれば口の中がほとんど観察できます。

今までの説明で分からなければ、百聞は一見にしかずで、直接ご指導しますのでご相談ください。

どんどん口を開けることができれば、毎日の歯磨きも簡単になります。

年末年始のお休みに、ワンちゃんやネコちゃんの口の中をしっかり観察してみて下さい。
何か異常かなと思ったら教えて下さい。

タカサクラガーヤ動物病院
院長 鈴木 高成(すずきたかしげ)

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