【No.91】「痛みによる行動の変化」

最近、ワンちゃんやネコちゃんの行動に変化が見られませんか?
それ、もしかして、「痛み」が原因かもしれません。

ワンちゃんでは、「食欲が落ちている」、「歩行の異常」、「ご家族と遊びたがらない」、「肢の震え」、「起き上がったり、寝転んだりするのが大変そう」、「ぴょんぴょんと飛び上がれない」、「階段の上り降りが大変そう」、「本人がしたいことができない」などは、痛みに関連した行動の変化の可能性があります。

ネコちゃんの場合、自分の弱みを見せたがらない動物ですから、痛みに関連した行動を見分けるのはワンちゃん以上に難しいと思います。
「トイレの使用回数が少なくなる」、「(以前はしていたが)台やソファの上にジャンプしなくなった」、「ご家族と遊びたがらない」、「グルーミング(毛づくろい)をあまりしなくなる」、「触られるのを嫌がる(たとえば咬むなど)」の変化が痛みに関連しているかもしれません。

このようなワンちゃんやネコちゃんの行動の変化があったときは、動物病院で診察されることをお勧めします。

動物病院での診察時に、お家で観察されている行動がはっきり言葉で表現できなかったり、分からないことがあります。
もし可能であれば、スマホなどで動画を撮影して、ご持参していただきご相談いただければ幸いです。
たとえば、階段の上がり降り、ソファへの飛び乗りや降り方、寝て起きるときの立ち上がり方など、動物病院では観察できないようなこと動画で見せていただければ助かります。

動きがぎこちなく、遅かったり、ためらうようなしぐさをする場合や歩行の異常の多くは何らかの「痛み」によるものかもしれません。
ご家族からご家庭での様子をしっかり聞いて(ビデオ映像があれば最高です)診察しますが、突然起こった痛みか、今までも何らかの痛みがありそれが急に悪化したものかもしれません。

レントゲンや超音波診断装置による画像検査で骨格、関節、筋肉などの問題なのかどうかを確認します。
さらに血液検査やホルモンの検査などを行うことで、行動の変化の原因を見つけてあげることができることもあります。

「痛み」を理解して、それに対する治療を始めてあげれば、ワンちゃんやネコちゃんが少しでも気持ちよく生活できると思います。

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