【No.78】臭(くさ)いお話

「臭(くさ)い」に対する感覚には個人差があり、程度の差があるにしても、「臭い」ものはやはり臭いものです。できれば動物さんもご家族も気持ち良く生活したいですね。

ワンちゃんやネコちゃんと生活していて、「臭い」と感じるのはどんなときですか?
動物さんの体に近づいたとき、どの部分が臭いですか。
体全体、体の一部分(口の周り、耳、お尻のまわりなど)・・・

体全体の臭いは、シャンプーをすれば臭いがなくなることがほとんどです。
ただ、皮膚に問題がある場合は、まず皮膚の病気を治療することが重要です。

一時的な強烈なにおいということでは、「肛門のう」からの分泌物のにおいが一番でしょう。
肛門のうに関する記事は2018年5月のブログ「【NO.71】肛門嚢(こうもんのう): 肛門の近くの気になる話」をご参照下さい。

耳が臭い場合は、臭い以外の症状として、耳をかゆがる、耳の中が汚れている、頭をよく振る、頭を傾けるなどの症状も同時に起こることがあります。
何らかの原因で、耳の中にいるばい菌やカビの類が異常に増えることで、耳の中が変化し、臭いにおいが発生します。
このような時は、放置しないで、早く治療をスタートしてあげてください。

多くのワンちゃんやネコちゃんの臭い原因の一つに、口臭があります。
これは一緒に生活しておられるご家族には、普段通りの臭いとして感じられている方が多いため、あまり気にされなさらないようです。

口の臭いの原因は、歯に付いている歯石やその付着物、歯を支えているところ(歯肉)のただれなどのにおいです。
歯のお手入れをよくされているワンちゃんやネコちゃんで、見た目に歯石がなくきれいでも、においがまだ残る場合があります。
それは、歯の内側(舌の側)や、歯と歯肉の溝の間に歯石が残っているからです。
臭いだけでなく、知らないうちに歯周病は進行するということになりますから注意してください。

では、どうすればよいか。
臭(くさ)い口のにおいがある場合は、麻酔をして、口の中をしっかり検査してから、歯石を取り除き、その後、歯をポリッシングしてあげることがベストです。
その後、自宅で、毎日一日一回、動物さん専用の歯ブラシと歯磨きペーストを使って歯磨きをしてください。
口臭だけでなく、歯周病の予防になり、一石二鳥です。

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