「人と動物との絆」連絡帳 
No. 65
~~「太り方&やせ方」編~~

タカサクラガーヤ動物病院  
東京都世田谷区世田谷4-18-7 
(世田谷区役所第二庁舎の南)


電話: 03-5451-5188


ワンちゃんやネコちゃんが最近太っていませんか。急にやせてきていませんか? 背中、肋骨、腰のあたりを触って見てください。理想的な体型は・・・・・
○ 背骨を触るとなだらかな隆起になっている
○ 肋骨が脂肪でわずかに覆われている
○ 腰が適度にくびれている

  背骨や肋骨が厚い脂肪に覆われて触りにくいような太りすぎ(肥満)のワンちゃんやネコちゃんの病気の原因はいろいろです。特に他の症状がない場合は、普段からの過剰な栄養とカロリーのとり過ぎで、体が栄養過剰な状態になっていることが一番多いものです。寿命の短縮、骨や関節の病気による痛み、心臓や肺の病気、皮膚の状態が悪くなる、免疫低下による影響などいろいろな問題が起こりやすくなると報告されています。

  「太りすぎ(肥満)」だけで、他の病気がないワン(犬)ちゃんやネコちゃんの減量はどのようにすればよいでしょうか? 減量作戦を考えてみましょう。まず、現在の体型からどのくらい太っているか確認し、理想体重(目標体重)を決めます。次に現在の食事内容の確認とそのカロリー数の計算。オヤツなどの間食も入れた一日量のカロリーです。理想体重を達成するためのカロリー数を出し、そのための適切な処方食を選びます。ただ単に食事量を減らすという方法や科学的根拠のないインターネット情報などの減量方法では、栄養バランスを崩したり、ワン(犬)ちゃんやネコちゃんが十分な食事を食べることができなくて不満になり、問題行動を起すこともあります。必ず二週間に一回体重を測定して、一週間に0.5 – 1.5 %程度のペースで減量するのが理想です。

  やせている場合で、他に症状がない場合は、カロリー不足が疑われます。毎日の食事の量が足らない、食事に含まれているカロリーが不足していることが考えられます。

  一方、やせている場合でも、他に症状がある場合は、いろいろな慢性の病気(寄生虫、胃腸、肝臓、腎臓、膵臓、心臓、ホルモン、はれものや癌、自己免疫性と呼ばれる病気など)やその他の慢性の強い痛みや熱の出る病気が疑われますから、注意が必要です。

   お腹が大きく、他に症状がない場合は、肥満、妊娠、ホルモンの病気の初期、お腹の中のはれものなどが疑われます。お腹が大きくて、他の症状がある場合は、心臓、ホルモン、お腹の中のいろいろな臓器のはれものや癌、卵巣、腎臓、肝臓、胃や腸、関節のただれ(炎症)による運動不足などの病気が疑われます。

  「太っている」とか「やせている」だけで、病気だとは判断できません。定期的な体重のチェックで今までと違う場合は、念のため検査をお勧めします。全身の診察と血液、便、尿のルーチン検査、ホルモンの検査、レントゲン検査などの必要な検査を受け、正確な診断が必要です。


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