「人と動物との絆」連絡帳   
No. 64
〜〜「耳と耳の穴」編〜〜

タカサクラガーヤ動物病院 

東京都世田谷区世田谷4−18−7 
(世田谷区役所第二庁舎の南)


電話: 03−5451−5188


  犬(ワン)ちゃんや猫(ネコ)ちゃんが、耳や耳の穴をかいたり痛がったりしていませんか。頭や首が傾いたり、その方向に倒れたりすることはありませんか? 耳垢が多く、臭いがすごい?

  このようなワンちゃんやネコちゃんでは、まず、いつもと様子がどのように違うか観察してください。続いて、耳と耳の穴に異常があるかないか両方の耳をのぞいたり、変なにおいがないか観察してみてください。
  
ワンちゃんやネコちゃんの耳は、入り口から穴がまっすぐに伸びていなくて、ちょうど「く」の字のような形で途中から曲がっています。動物病院では、しっかり奥の方まで見るために、耳鏡(じきょう)などを使って耳の奥まで観察します。

1)耳の外側の部分に異常があるとき: 耳介(じかい)という耳の穴を除いた部分の病気が疑われます。 これは、ほとんどの場合、ご家族が見てあげれば簡単に異常に気づいていただけます。片方だけの耳、または両方とも何か異常だということもあります。左右で原因が違うこともあります。

2)耳介に異常はないが、「耳垢が多い」「耳の臭いがひどい」など耳の穴に問題がありそうな場合: いろいろな耳の穴の病気が疑われます。一番多い病気は、バイキン(細菌)やカビの類(真菌)によって、耳の穴(外耳道)にただれ(炎症)が起こるものです。耳の穴の中の問題でも、片方だけの異常、両方の耳の穴が同じようにおかしい場合もあります。

3)頭やくびが傾いたり、その方向に倒れたりする場合: 鼓膜に穴が開いたりして中耳(ちゅうじ)に問題が起こったり、その他、内耳、前庭と言われるバランスをとる働きをしている所やそれを調節している前庭神経というところの病気が疑われます。

 以上のように「耳の中やその周辺」をよく観察することによって、どのような変化が起こっているかある程度知ることができます。しかし、最初に他の病気の有無を明らかにするため、全身の診察(身体一般検査)と必要に応じて血液、尿、便のルーチン検査を受け、正確な診断、治療をしてあげてください。また、耳の中を見せてくれないワンちゃんやネコちゃんでは、検査するために、安全な全身麻酔を行って検査をすることもあります。
 
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