「人と動物との絆」連絡帳  
No. 41
〜〜「吐く」編〜〜

タカサクラガーヤ動物病院  
東京都世田谷区世田谷4−18−7
(世田谷区役所第二庁舎の南)


電話: 03−5451−5188

ワンちゃんやネコちゃんが吐いたり、もどした時、どのように対処されますか。
まず、元気や動きがいつもと変わらないかどうか確認して下さい。特に変わらなければ、子犬でも成犬でも一回分だけ完全に絶食して、水はいつでも飲めるようにしておいてください。その後何事もなければ、次の食事時間にいつもの量を与えてみて下さい。ワンちゃんやネコちゃんが喜んで食べ、「吐く、もどす」ことがなければ心配はありません。それでもやはり「吐く、もどす」が続くようであれば、是非、ご連絡、来院ください。

来院される前に、ワンちゃんやネコちゃんの「吐く」、「もどす」の状態をよく観察していただくことが重要です。「咳」もよく似ていることもありますから、間違わないようにしましょう。

もどす」の症状(様子)としては、ゲッコ、ゲッコとくり返すことなく、すんなりと口からもどす食べた物をそっくりのそのままもどす食べた物がほとんどで少量の液体をもどすなどです。

一方、「吐く」の症状(様子)としては、ゲッコ、ゲッコとくり返し、苦しそうに吐く食物と液体が混じった物を吐く白いアワの混じった液体を吐く黄色いアワと黄色い液体を吐くコーヒーかすのような液体を吐く吐こうとしても何も出てこないなどいろいろです。

「もどす」では、食道を中心とした病気が疑われます。「もどす」と同時に他の症状がある場合は、食道の病気と共に気管支や肺の病気、または、食道の病気と共に他の病気が伴っていることが疑われますから詳しい検査が必要です。

「吐く」場合、胃や腸だけでなく、肝臓、胆嚢、胆管、膵臓などいろいろな臓器の病気が疑われます。「吐く」と共に他の症状がある場合は、胃・腸・肝臓などの消化器系臓器や心臓、腎臓、脳などの病気が疑われ、重症なことが多いので詳しく検査することが一番です。

正確な診断をして治療をすることで、ワンちゃんやネコちゃんの苦しむ期間が短くなり、ご家族の心配も少なくなります。正確な診断のためには、まず食道・胃・腸の病気だけでなく他の病気の有無を明らかにする必要があります。全身の診察と必要に応じて血液便尿のルーチン検査、頚部・胸部・腹部X線検査などを行います。さらに食道・胃・十二指腸内視鏡検査超音波検査、バイオプシーやその他の必要な検査を実施しないと診断が確定しない場合もあります。

「吐く、もどす」は私たちでもつらいもので、ワンちゃんやネコちゃんも同じです。できるだけ早く治療してあげましょう。

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