「人と動物との絆」連絡帳 
〜〜「熱」編〜〜

No. 37

タカサクラガーヤ動物病院  
東京都世田谷区世田谷4−18−7 
(世田谷区役所第二庁舎の南)


電話: 03−5451−5188


ワンちゃんやネコちゃんの体が熱いことや冷たいことはありませんか。今回は、「体全体が熱い」、「体の一部が熱い」、「体全体が冷たい」、「体の一部が冷たい」の4つの状態について考えてみます。

まず、「体全体が熱い」場合ですが、いろいろな原因で体全体がおかされて熱がでる病気が疑われます。 バイ菌、ウイルス、カビの類、原虫などが体の中ではびこること、自己免疫の異常と言われる病気で熱が出ること、はれものや癌(がん)ができて熱が出ること、はれものや癌にきく薬が作用することで、はれものや癌がくずれること、注射に
よる体の特別な反応が起こること、体のどこかにただれ(炎症)や膿(うみ)が大量にできることなどが原因になります。検査によって原因を特定し、的確に治療することが重要です。

体の一部が熱い」場合は、体の表面にある病気が疑われます。バイ菌が体の表面ではびこること、自己免疫性の病気で体の一部に熱が出ること、体の表面にあるはれものや癌、注射による体の一部分に特別な反応が起こること、体のどこかにただれ(炎症)や膿(うみ)がたまることが原因になります。多くの場合、バイ菌やただれの細胞を針で採取して(バイオプシー)顕微鏡で確認してから治療します。

体全体が冷たい(低体温)」場合は、まず、動物病院へ直行です。この異常は緊急事態!重い病気が疑われます。命に関わる重い病気がいっそう悪くなったこと、寒さのために体力を消耗し体温が保てないこと、高熱のでる病気が進み、体力を消耗して体温が保てないこと、脳にある体温を保つ所がおかされるために体温が保てないこと、ショック状態が進んで体温が保てないことなどによって低体温が起こります。

体の一部が冷たい」場合は、重い病気が疑われます。手足の血管が血栓やその他の何らかの原因でつまることによるもの、自己免疫と言われる病気のために、耳や手足の指の血のめぐりがうまくいかないこと(しもやけ)、ショック状態のために手足が特に冷たくなっているなどです。

普通、ワンちゃんやネコちゃんの体温は直腸で測定しますが、人の体温より2−3度高いものです。お家で測定するとき、人と同じように脇の下で測定することもできますが、直腸体温より1度ほど低くなることもあります。
 
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