「人と動物との絆」連絡帳
〜〜「行動、顔つき」編〜〜
No. 35

タカサクラガーヤ動物病院  
東京都世田谷区世田谷4−18−7 (世田谷区役所第二庁舎の南)
電話: 03−5451−5188


いつもとは違う行動を始めたとか、急に顔がはれたとかなど、しぐさ行動習性や顔つきの異常についてのお話です。

しぐさ・行動・習性の異常では、行動やしつけ上の問題、いろいろな恐怖症、脳の病気などが疑われます。

ワンちゃんの場合、しつけがうまくできていないために、犬が人をコントロールする状態(犬が人に命令するような状態)になったり、ワンちゃんのしつけがうまくできていないために、犬に悪い癖がつくことがあります。 「ジェントルリーダー」と
よばれる口と首をつなぐトレーニング用のひもを使ってみることをお勧めしています。見た目は口輪のようですが、散歩中引っ張って困るワンちゃんでは、すばらしい効果を発揮します。チョークチェーンを使用されて、いつもワンちゃんの首を絞めながらお散歩をされるより、ワンちゃんもご家族もずっと楽しくお散歩できると思います。

聞き慣れない音、雷、稲妻、見慣れない人などに対して異常な恐怖心を持ち、普通しないような行動をするワンちゃんやネコちゃんもいます。いろいろな刺激に対して徐々に慣らすことができますが、ご家族の協力が必要です。完全に恐怖心を取り除くことはできないかもしれませんが、少しでもストレスを少なくしてあげることができれば幸せですね。

バイク、車、電車などの動くものに対して異常に興奮をするワンちゃんがいます。危険な場合もありますから、しっかりトレーニングをして少しでも興奮を抑えるようにしてあげましょう。この場合も刺激になるものに少しずつ慣らす方法である程度反応を抑えることができますが、重症な場合は、専門家の協力が必要です。

脳腫瘍などを含む脳の病気によっておこる「しぐさ・行動・習性」の異常が起こることがあります。動物でもMRIなどの検査を行うことによって、脳腫瘍などの病気を診断できようになってきました。また、重い腎臓や肝臓の病気のために脳の働きが異常になることもあり、治療のために血液検査、腎臓、肝臓の機能検査、X線検査、超音波検査、尿検査などが必要となります。

顔つきに異常がある場合、ホルモン、はれものや癌、神経、目、口や鼻などの病気が疑われます。ワンちゃんやネコちゃんで、ワクチン予防接種後にアレルギーのため顔がはれることがあります。この場合、原因がよくわかっていますから、あわてないでかかりつけの動物病院へご相談してください。

ワンちゃんでは甲状腺ホルモンの不足で神経障害が起こり顔面麻痺になることがあります。それとは別に、原因はさまざまですが、顔つきを保つ神経がうまく働けないことによっても顔面に変化が表れます。鼻や口のはれものや癌によっても、鼻や鼻の周辺から顔つきに変化が表れます。バイ菌におかされて皮膚の表面が変化して、歯周病がひどくなり顔がはれることがあります。

 
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