「人と動物との絆」連絡帳
「乳腺、性器、肛門、お尻の周り」編
No. 34

タカサクラガーヤ動物病院  
東京都世田谷区世田谷4−18−7 
(世田谷区役所第二庁舎の南)


電話: 03−5451−5188


乳腺、性器、肛門、お尻の周りの異常についてのお話です。

女の子の乳腺と性器の異常では、乳腺、卵巣、子宮、外性器の病気を含みます。たとえば、乳腺のコブでは、乳腺過形成や乳腺腫瘍など乳腺のところにでき、小さいものがだんだん大きくなってくるものがあります。定期的に体のお腹側をチェックしてコブがないことを確認してください。毛の長いワンちゃんやネコちゃんでは分かりにくいこともあります。ワンちゃんの乳腺腫瘍では、初回生理前に避妊手術(子宮卵巣摘出)をすることによって、将来の腫瘍の発生を低くすることができます。卵巣、子宮、外性器のはれものや癌、バイ菌によるただれ(炎症)、卵巣から出るホルモンのバランスの異常などの病気が起こることがありますが、これらの病気は早期に発見することが難しいものです。注意してください。

男の子の性器の異常では、包皮、陰茎、睾丸などの病気が含まれます。包皮や陰茎の異常、ただれ(炎症)、陰茎骨が折れること(ワンちゃんの場合)、尿道のただれ(炎症)や尿道に石がつまること、睾丸にはれものや癌ができること 睾丸のただれ(炎症)、生まれつき睾丸がお腹の中や股の付け根のところにとどまっているもの(片側または両側)などがあります。体の外から触って分かるものもありますので、お家でリラックスしている時やシャンプー時に異常がないことを確認してください。

肛門や肛門の周囲は尻尾を少し上げるとよく見えます。その部分の病気には肛門周囲腺のはれものや癌、肛門や肛門周囲にできるただれ(炎症)、肛門周囲のただれ(炎症)で膿がたまり穴が開くこと、直腸が肛門から外に出てくること、 肛門のはれものや癌などがあります。肛門を基準にして時計の4時と8時方向に肛門嚢(のう)という袋が
あるのをご存知ですか。皮膚の下にあるので見ただけでは確認できませんが、触ってみるとぷっくらした二つのふくらみがあります。普通、肛門嚢にたまっているものは出るようになっていますが、何らかの理由でそれができないワンちゃんやネコちゃんがいます。肛門嚢に関連する病気には、肛門嚢の分泌物がたまり過ぎること、肛門嚢のただれ(炎症)、肛門嚢が破れてバイ菌のためにその周りがただれ(炎症)を起こすこと、肛門嚢のただれ(炎症)が進み皮膚に穴が開くこと、肛門嚢のはれものや癌などがあります。

尾の付け根付近の異常では、 尾の付け根の皮膚のただれ(炎症)、尾の付け根とお尻の筋肉の隙間(すきま)からお腹の中の臓器(脂肪、膀胱、前立腺、直腸など)が出てきて膨らみができる(片側および両側)ヘルニアといわれるものなどを含みます。

乳腺、性器、肛門、お尻の周りのことで、何か普通とは違うなと感じられた場合は、是非、動物病院へご相談ください。
 
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