「人と動物との絆」連絡帳 
〜〜「口の中とその周辺」編〜〜
No.23 (2008年6月に記述)

タカサクラガーヤ動物病院  
東京都世田谷区世田谷4−18−7 
(世田谷区役所第二庁舎の南)


電話: 03−5451−5188

口が臭い、口の回りがいつもと違う、堅いドライフードやオヤツを食べるとき何か食べにくそう、よだれが多いなど・・・こんな時は、口を大きく開けて、その中をのぞいて見ましょう。口の中をしっかり見ることができない場合は、軽い安全な全身麻酔をかけ、大きく口を開けて異常がないかどうか観察する必要があります。ご家族の方がいつでもワンちゃんやネコちゃんのお口を大きく開ける練習をしておくことは大切なことです。

「歯や歯の周り」に異常があるかどうか、「唇(くちびる)、舌、口蓋(こうがい)−口の天井の部分−」に異常があるかなどをチェックして下さい。

「歯の一部あるいは全体が黄色、土色、茶色、こげ茶色、黒色などに見える」「歯の周りの歯肉が赤くなっている」など歯や歯肉の病気では、直接観察するだけで見える特徴的な症状が表れます。

次に、歯ではなく、それ以外の部分に異常がある場合は、口の中のただれ(炎症)(バイ菌、ウイルス、カビの類)、歯肉のはれものや癌(がん)、口蓋のはれものや癌(がん)、生まれつき口蓋がうまく出来上がらなかった、口の中のはれものや癌(がん)、舌の病気などいろいろな可能性があります。その他、皮膚のただれで口の外側に異常(唇の外側)があることも。

口の中や口の周辺だけの問題ではなく、他の症状を伴った場合は、体の重大な問題によって、口の中や口の周辺に変化が表れるものもあります。たとえば「口の中が黄色く見える」場合(白目や毛の生えていない場所の色も確かめてください)、重い肝臓病(かんぞう)や胆道(たんどう)の病気による黄疸(おうだん)が考えられます。また、「口の中が白っぽく見えたり、青白く見えるもの。元気がなく息切れがする」の症状がある場合、何らかの原因で貧血になっている可能性も。

以上のように「口の中やその周辺」をよく観察することによって、体の中でどのような変化が起こっているかある程度推測できますが、最初に他の病気の有無を明らかにする必要があります。全身の診察(身体一般検査)と必要に応じて血液、尿、便のルーチン検査、X線検査やその他の検査を受け、正確な診断、治療をしてあげてください。また、しっかり口の中を検査するためには、安全な全身麻酔による検査が必要です。

 
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