「人と動物との絆」連絡帳  
〜〜ホリデー・シーズンの中毒に注意〜〜

No. 17

タカサクラガーヤ動物病院  
東京都世田谷区世田谷4−18−7 
(世田谷区役所第二庁舎の南)

電話: 03−5451−5188

ご家族の方と一緒に過ごせる時間が多くなると、ワンちゃんやネコちゃんは、いつもの食事とは違ったものをいただく機会が多くなります。また、誤って思わぬものを口に入れてしまうこともあります。

チョコレート: 食べた量にもよりますが、吐く、下痢、痙攣、落ち着きがない、喉の渇き、何回もトイレに行く、心拍数の増加など体に悪影響が出ることもあります。これは、テオブロミンやカフェインなどがチョコに含まれているためです。お菓子の食べ過ぎによる嘔吐、下痢に注意。

ブドウや乾しブドウ:原因は不明ですが、腎臓に悪影響を及ぼすことが報告されています。オヤツとして果物やドライフルーツをあげることは避けてください。

     

玉ネギ: 血液中の赤血球が破壊され、貧血が起こります。赤血球は体の隅々に酸素を送くる役割をしていますから、体全体が酸素不足の状態になり大変です。これはチオ硫酸塩という物質により中毒です。

キャンディーやガム: お菓子に入っているキシリトールはワンちゃんに有害です。血糖値を下げ、その結果、元気がなくなったり、立てなくなったり、発作が起こることがあります。これは、肝臓がキシリトールにより破壊されるために起こります。

食べ残したもの: 骨や串などが食道などに詰まることもあります。油っぽい、香辛料入りのもの、脂身の多い食べ物などで吐く・下痢が起こります。油っぽい食事が膵炎を引き起こしますから注意。アルミホイルやラップなどを誤飲して腸に詰まった場合は、お腹を開く手術が必要になります。

アルコール: 昏睡状態になったり、呼吸ができなくて死ぬことがありますので気をつけてください。私たちも飲む過ぎに注意ですね。

その他、ワンちゃんやネコちゃんの周りには、危険なものが多いものです。是非、良質な総合栄養食のドライフードと水だけで元気してください。ドライフードだけで生活しているワンちゃんやネコちゃんでは誤飲による中毒の事故が少なくなります。

食事に関するお問い合わせは、タカサクラガーヤ動物病院までどうぞ。

参考文献: キシリトール中毒
E.K. Dunayer and S.M. Gwaltney-Brant (2006) Acute hepatic failure and coagulopathy associated with xylitol ingestion in eight dogs. J.Am.Vet.Med. Assoc. 229: 1113 - 1117.
E.K. Dunayer (2006) New findings on the effects of xylitol ingestion in dogs. Vet.Med. (December), 791 - 797.


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