「人と動物との絆」連絡帳
〜〜〜外科手術・麻酔編〜〜〜
No. 7 (2007年2月に記述)

タカサクラガーヤ動物病院 
世田谷区世田谷4−18−7

      (区役所第二庁舎の南)
Tel: (03) 5451-5188

外科手術・麻酔と聞くと、何か‘怖い’というイメージですか? 

外科手術麻酔と言っても、子宮卵巣摘出(避妊)手術や精巣摘出(去勢)手術のように、健康な子で行うもの、高齢な動物や病気で重症な動物で行うものまで、いろいろな外科手術、処置、麻酔があります。動物の外科手術や処置を行う場合も、人のお腹や胸を開く手術と同じように安全な麻酔薬や麻酔方法を使います。その流れを見てみましょう。

1)       まず、体重、体温、心拍数、呼吸数などを含め、動物の体全体をいろいろな角度から検査します(身体一般検査)。さらに、血液検査、尿検査、胸部・腹部レントゲン検査、心電図検査、血圧検査などを行い、現在の状態を確認します。これらの検査は、麻酔をするかしないかを判断するためではなく、どのようなことに注意すべきかを確認するため、さらに今後の病気の予防にも利用します。

2)       点滴の準備をします。麻酔中、点滴をしておくことによって、すぐ血管の中に薬を入れることができますし、血圧を一定に保つことができます。

3)       ほとんどの場合、気管内チューブという管を気管の中に入れて、安全な全身麻酔を行います。気管チューブを通して、その後、イソフルレンガスという安全な吸入麻酔薬と酸素を吸入して麻酔を維持します(右図参照)。

       

4)       麻酔中、体の状態を常にチェックします。体温、呼吸数、心臓からの電気信号をキャッチする心電図、血圧、酸素がどのくらい体の中を回っているか(酸素飽和度)などをモニターし安全に麻酔を行います。

5)       コブ(腫瘍)を切り取ったり、お腹を開ける手術を行う時には、手術後、他の処置も一緒に行ってあげることができます。たとえば、歯のクリーニング、口の中や他の部分の中の検査、目や耳の検査や洗浄などです。

以上のように、ワンちゃんの状態に応じて、麻酔をコントロールしますし、麻酔中はモニターによって動物の状態をしっかり把握することで、安全に手術や処置を行うことができます。

外科手術麻酔やその他の健康に関するお問い合わせは、タカサクラガーヤ動物病院までどうぞ。

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