外科手術

すべての外科手術は、滅菌器具を使い、独立した清潔な手術室で行います。

当院における外科手術の一連の流れ
  1. 詳しい検査を行い外科手術が必要かどうか判断します。
  2. 全身麻酔、外科手術に耐えられる体かどうか判断します。
  3. 術前に、ペットさんのご家族へ検査結果と手術方法の説明をし、ご理解していただきます。
  4. 見積をご説明いたします。
  5. 当院内で対応できない場合は、高次獣医療を実施できる動物病院をご紹介いたします。
  6. 術後の経過は、できるだけ詳しくお伝えいたします。
  7. 面会は、ご予約いただいて面会時間に行っていただきます。ほとんどの場合、毎日、面会可能です。
  8. 退院は、それぞれで状況の変化により変動することがあります。

避妊・去勢手術について

男の子のワンちゃんやネコちゃんでは睾丸を摘出する去勢手術、女の子のワンちゃんやネコちゃんでは卵巣と子宮を同時に摘出することによって、ワンちゃんやネコちゃんはご家庭の中で落ち着きのある生活ができるようになります。また、中年以降(7歳くらい)においても、起こりやすいいろいろな病気を予防することができます。

子宮卵巣摘出(避妊)手術を行った女の子の場合
精巣摘出(去勢)手術を行った男の子の場合
一般のご家庭で、ワンちゃんやネコちゃんの繁殖を考えられる場合は、以下のことをよく考えてください。
  1. 目的は何ですか?
  2. よい親になる資質は十分ですか?(遺伝的な問題がないことを動物病院で確認されていますか?)
  3. 身体的、性格的に欠陥のない子ですか?
  4. 交配によいお相手はおられますか?(お相手の資質は?)
  5. 健康診断、ワクチン接種、消化管内寄生虫駆虫処置、ノミ・ダニ予防を確実に行われていますか?
  6. 出産に時間と費用をかけることができますか?
  7. 生まれてくる子(ほとんどが複数)が幸せに過ごせる場所を見つけてあげることは可能ですか?

上記のことをすべてクリアーされたご家族が繁殖を考えられることをお勧めします。
避妊手術と去勢手術に関してのご質問はどんなことでもお尋ねください。

健康面とは別の話ですが、すべてのワンちゃんやネコちゃんができるだけ幸せな生活を送るため、祝福されない動物を増やさないようにしなければなりません。これは、より良い社会を作るために、それぞれの方々に努力していただいて解決すべき問題だと思います。
子宮卵巣摘出・精巣摘出手術やその他の健康に関するお問い合わせは、当院までどうぞ。

麻酔について

麻酔処置に関しては、動物病院と私たちがお世話になるヒトの病院で、大きな違いがあります。麻酔薬や方法ではなく、全身麻酔に対する考え方です。痛いのを我慢してくださいとお願いしてもそんなことが分かるようなペットさんたちはいません。ペットさんたちは、私たちが行う検査や処置をまったく理解してくれません。不安一杯のペットさんたちが嫌がるのを無理やり押さえつけて、いろいろな処置を行うことは虐待だと考えます。動物病院で使用する麻酔は、全身麻酔がほとんどで、局所麻酔のペットさんたちへの適用は、かなり限られたものになります。麻酔の程度は、痛みを与えないが動いてほしくない時に使う軽いものから、外科手術に耐えるようなものまでいろいろです。

当院は、以下のような場合、鎮静不動化(注射による軽い全身麻酔)、または、気管内チューブを挿管する安全な全身麻酔を行って、ペットさんたちもスタッフもできるだけ苦痛を感じることなく確実に検査や処置を行うようにします。

麻酔処置が必要な主な場合

全身麻酔の方法は、注射麻酔とガス麻酔の2つに分かれます。注射麻酔は、静脈内注射で麻酔薬を体重やそのペットさんたちの状態に合わせて、投与するものです。麻酔薬は、いろいろな薬物を使用します。ガス麻酔は、それぞれのペットさんたちの気管のサイズに合った気管チューブを挿管して、酸素と同時にイソフルレンという安全なガス麻酔薬を送って、麻酔を保つものです。

麻酔モニター(生体情報モニタ)

全身麻酔中は、いろいろなモニターを用いて、安全を確認します。

パルスオキシメーター(動脈血酸素飽和度、脈拍数)
呼気ガスモニター(CO2濃度、吸入麻酔薬濃度、呼吸数)
心電図モニター
血圧
体温
呼吸数
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