詳しい診察(身体一般検査)

タカサクラガーヤ動物病院では、ワクチンなどの予防処置だけの場合でも、まずペットさんたちの全身をくまなく診察し、他に問題点がないかどうかチェックします。
すべての診察で、ある程度のまとまった時間が必要なため、診察は予約制にさせていただいています。

  • 身体一般検査は、ペットさんたちを診察する際、毎回行います。
  • 一定の方法で、順序よく行います。
  • ご家族の前で行いますので、発見した病気、異常点については、その都度、その場でご説明差し上げます。
    (ただし、お預かりした場合は、診察後、ご説明差し上げます。)

診察の流れ

診察は、普通以下のように進めます。

ペットさんたちの行動をチェック

歩行、嗅覚、聴覚、ペットさんたちの性格などをチェックします。

体重測定、栄養状態のチェック
体の後部の検査

体温測定、肛門および肛門周囲、被毛、皮膚の検査、ノミの糞などを検査します。

頭部の検査

鼻、口腔外側の検査(歯石、歯周病など)、口腔内の検査、目の検査(検眼鏡を使用)を行います。

耳の検査

耳の外や中の検査を行います。(耳鏡を使用)

頭部から頚部の検査

頭頚部のリンパ節の検査(触って確かめます。)、食道、頚静脈拍動、発咳のテスト、肩甲前リンパ節の検査

体幹の検査

脱水状態の有無、ペニス、分泌物、乳腺、乳頭、四肢、関節の状態を確認いたします。

腹部の検査
聴診
神経学的検査(必要であれば)
  1. 精神状態
  2. 歩様
  3. 姿勢
  4. 脊髄路機能テスト
    • 位置感覚(ナックリング)
    • 浅部痛覚( 皮膚をつねる)
    • 深部痛覚(鉗子などで圧迫)

痛みをやわらげる処置

当院では、外科手術や処置に伴う痛みをやわらげるため、できる限り鎮痛薬を使い、痛みが発生しないように努力します。オピオイド鎮痛薬と呼ばれるもの(麻薬性鎮痛薬)やそれに似た鎮痛薬(非麻薬性鎮痛薬)をほとんどの外科手術で使用しています。

迷信その1:「ペットさんたちは人と同じように痛みを感じない。」
真実:生理学的には、ヒトと同じように痛みを感じる痛覚があります。

迷信その2:「ヒトより痛みに対する適応性が高い」
真実:痛みに対して、ボディー・ランゲージで反応する傾向があるので、痛みの表現をしっかり読み取ってあげることが重要になります。他人の痛みを理解することが難しいように、ペットさんの痛みを分かってあげることは簡単ではありません。

迷信その3:「手術後安静を保ち、順調に回復させるために、痛みがあることはよいことです。」
真実:痛みがあると、動いて手術部位を悪化させることが多い。ヒトが痛いと感じる刺激は、ペットさんたちにとっても痛い!ですから、痛みを伴うことが分かっている病気や手術では常に痛みのコントロールが必要です。

救急サービス

突然の事故や病気などで、呼吸困難、心臓停止などになった場合、何か異常だと感じたらできるだけ早く来院してください。当院で対応ができない場合は、近隣の動物病院へ直行してください。

注意していただく点
  1. 動物を安全に固定して、安定した体勢にしてあげること。
  2. 動物の無意識の行動で、ヒトがケガをしないようにすること(特に咬傷に注意)。
  3. お電話ください。あわてないで、ご家族のお名前とペットさんたちのお名前などをはっきりお伝えください。
  4. 安全運転で、ご来院ください。

ペットさんたちが無反応で呼吸も脈拍も見られないことが分かりましたら、直ちに胸部の圧迫をしてあげてください。小型犬(7Kg以下)のような胸部が狭い動物では、横にしてあげて、胸部の圧迫を1分間あたり80〜120回の速度で行います。圧迫と弛緩は、50:50でお願いします。胸部の厚さの25〜30%くらいを圧迫してください。大型犬では、仰向けにして、圧迫するようにします。できない場合は、動物の輸送のことをまず第一に考えてください。

ヒトでは、同じような状態の場合、意識喪失によって気道が捻じれ、閉塞する傾向にありますから、気道の確保、呼吸、圧迫の順で行われますが、まっすぐで開通性を保った気道を持つ動物では、「圧迫」が重要と考えられています。どちらにしても呼吸が重要ですから、気道の確保(気管チューブの挿管)、そして呼吸を確実にする処置は動物病院で行います。

高次獣医療機関の紹介

当院は、ペットさんたちのご家族が転院(セカンドオピニオンを含む)をご希望された場合、積極的に東京都内や近郊の高次獣医療機関をご紹介いたします。転院先(またはセカンドオピニオン先)への紹介状(診療情報提供書)をお渡しします。
専門性の高い問題に対して、当院では対応できない場合があります。ご家族に詳しくご説明差し上げ、必要であれば、それに対応できる近隣の動物病院、または、都内や近郊の高次獣医療機関をご紹介いたします。当院から直接、転院することも可能です。この場合も、紹介状(診療情報提供書)を転院先へご送付いたします。
転院の際は、カルテのコピーや画像診断などの検査結果のコピーもお渡しいたします(コピーを作れないものは、後日、返却してください)。

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