【No.77】マイクロチップのお話

一緒に生活しているすべての動物さんたちに、マイクロチップをつけてあげましょう!」というお話です。

ここでお話しするマイクロチップというのは、動物の皮膚の下に埋め込む個体識別用の大変小さい標識用器具です。
どのくらい小さいかというと、ちょうどボールペンの先端の金属部分と同じくらい(長さ10mm、直径1.6mm)です。
マイクロチップの周りは、生体適合性樹脂で覆われていますから、皮膚の下に20年以上とどまっていても、なんら問題のない安全なものです。

 

マイクロチップの装着は、予防注射などの注射と同じように、動物病院で簡単に行うことができます。

まずマイクロチップを埋め込む前に、念のため、マイクロチップ・リーダー(読取器)を動物の体にあてて、マイクロチップが装着していないことを確認します。そして、マイクロチップが先端に入った少し太い針で、肩甲骨部分の皮膚に刺して埋め込み完了です。

埋め込み後、このマイクロチップは動物の体表面の上からマイクロチップ・リーダー(読取器)という簡単な装置をあてて、固有のコード(ID番号)を読み取ります。

ID番号は、15桁の数字です。
ハッピーちゃんという名前の動物はたくさんいますが、一つのマイクロチップのID番号を持ったハッピーちゃんは世界に一頭だけということになります。

マイクロチップの番号を、ご家族が公益社団法人日本獣医師会のデータベースへ登録していただければ、動物ID情報の照会が可能になります。
このマイクロチップで個体識別ができますから、迷子になった動物さんたちのご家族を簡単に探し出すことができます。

 

たとえば、ワンちゃんやネコちゃんがお家の外に一人で出て行き、帰ってこないことがあります。
その子たちが誰かに保護され、警察や保健所でも分からない場合、保護施設などに一時的に保護されるか、または、保護されたご自宅やそのお知り合いの方のお世話になることになります。ケガをして動物病院へ運ばれることもあるでしょう。

いろいろなことが想定されますが、マイクロチップ・リーダーを持っているところであれば、ID番号を読み取り、データベースからご家族情報を探し出し、ご家族のところへ無事帰ることができます。

 

海外へワンちゃんやネコちゃんを連れていかれる方にとっては、マイクロチップのIDは必須です。
マイクロチップは、私たちのパスポートに相当するものです。

ワンちゃんでは、このマイクロチップと狂犬病ワクチンの接種の証明書を持っていれば、多くの国へ今日にでも行くことができます。ネコちゃんでもマイクロチップが装着されていれば、ワンちゃんと同じように簡単に渡航が可能です。

ワンちゃんやネコちゃんのために、マイクロチップを装着することを検討してあげてください。

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