【NO.73】“耳”よりな話

ワンちゃんやネコちゃんと一緒に生活されていると、よく耳をさわったり、耳の中を見られていると思います。耳の臭いを気にしておられる方もおられるでしょう。

「耳に汚れがある」、「耳を気にして前肢や後肢でかいている」、「頭を急に傾け始めた」、「耳や耳の近くを触ると嫌がる」といった場合は、耳の中や耳の周りに問題があることがあります。

健康なワンちゃんやネコちゃんは、自分自身で耳をきれいにすることができますから、ご家族が耳の中に市販の耳洗浄液を入れたり、綿棒で積極的に耳あかを取る必要はありません。外耳道と呼ばれる耳の穴にたくさん毛が生えているワンちゃんがいます。トリミング・ショップやサロン(美容室)ではトリマーさんが、外耳道の毛をきれいにしてくれていますから、一般的には外耳道の毛は抜く方がよいと信じられているようです。外耳道の毛を「抜く」、「抜かない」については意見が分かれるようですが、健康な動物では気にならなければ抜く必要はありません。

一方、耳の病気の場合、外耳道に生えている毛をできるだけ抜いてから、治療してあげることがベストです。外耳炎などでは、細菌や真菌の繁殖をできるだけ抑えるための外用薬が、効果的に作用する必要があるからです。

耳の中がおかしいと思ったら、できるだけ動物病院で診察されることをお勧めします。お家で市販の耳洗浄液と綿棒できれいにしようとされる方もおられます。綿棒を使って耳の中をきれいにすることで、さらにただれ(炎症)をひどくすることがあります。また、市販の耳洗浄液では、間違った使用方法で効果的な洗浄ができない場合もあります。

動物病院の一回の治療で外耳炎が治ることは難しいので、少し時間がかかるかもしれません。外耳炎の原因をしっかり検査して、治療すれば、比較的早く治り気持ち良くなりますし、再発も少なくなります。

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