【NO.52】痛み

犬(ワン)ちゃんやネコちゃんも私たちと同様に「痛み」を感じます。「痛がる、突然悲鳴を上げる、怒りっぽくなった、咬もうとする」などの変化が表れることもありますが、静かに黙って簡単に痛いということを見せないこともあります。

歩き方はどうですか?階段の上り下り、お気に入りのところからのジャンプやある場所へ入り込む様子、遊び方、足を引きずる、その他の行動の異常(他の動物に対しての態度、人との接し方、活動、食欲)など以前と違うことはありませんか。歩き方に異常がある場合は、骨格、関節、筋肉、靱帯、神経などの病気が疑われますから、痛みの場所を特定する必要があります。前足だけがおかしい場合は、当然、前足の病気が疑われます後ろ足がおかしい場合は、脊椎や後ろ足の病気が疑われます。前も後ろ足もおかしいようであれば、関節、筋肉、神経などの自己免疫疾患、前立腺、脊椎(頚椎、胸椎、腰椎、仙椎)の病気、その他の内臓の痛みを伴う病気などいろいろなことが疑われます。 

歩き方に異常がない場合、胸の骨(肋骨、胸骨)、胸の中の臓器、お腹の中の臓器などの病気が疑われます。胸か、お腹のどちらが痛むかを確かめるために、胸を圧迫したり、持ち上げたりし、そして、お腹を圧迫したり、持ち上げたりします。胸とお腹をいっしょに圧迫したり、持ち上げたりします。そして、どんな時に痛がったり、体を硬くしたり、噛もうとしたりしますか?胸の場合であれば、胸の骨や、胸の中の臓器の病気が疑われますお腹の場合は、お腹の臓器の病気が疑われます。胸とお腹が共に問題がある場合、背骨の病気、胸腹部の病気、横隔膜の病気が疑われます。「何かいつもとは違って、おかしいな!」と思っていたのに、もう一度、胸やお腹を触ってみても特に問題がない場合は、内臓、骨格、筋肉、脊椎、関節、神経の病気を含めて、この時点では、重い病気や事故はすべて否定できます。しかし、ある病気の始まりやごく軽い状態を全て否定することはできません。特に、脊椎の病気、関節の病気、神経の病気、その他の一時的な痛みにつながるような病気を疑っておく必要があります。

最初に他の病気の有無を明らかにする必要があります。 必要に応じて全身の診察と血液、便、尿のルーチン検査、X線検査、バイオプシー(生きた組織のごく一部分を取り検査すること)やその他の必要な検査を受け、正確な診断にもとづいて治療してもらってください。

元気、食欲、便や尿がいつもと変わらなければ、今すぐに命にかかわる状態ではありません。しかし、命にかかわる病気もありえますから、できるだけ早く動物病院で検査を!  

ワンちゃんやネコちゃんがいつもとは違った反応をした場合は、何らかの痛みを感じていることが多いものです。痛みを隠そうとしていることもありますから注意してください。

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